地震がおこったらどこに逃げれば安全か、何をすればいいか
最近また増えている地震。
朝の情報番組「とくダネ」(2015年6月9日)で、自宅や路上で地震が起こった時に何をしたらいいか、どこに逃げたらいいかをやっていましたので紹介します。
間違った常識も多く、おどろきですよ!
【自宅の場合】
≪間違った行動≫
✕ すぐに火を消しに行く
⇒大地震の時に火のついたところに行くことで、油が跳ねたりお湯がこぼれて火傷をしやすい。
夕食時に起きた2004年の新潟中越地震では、負傷者の約1割がやけどし、その多くが揺れの最中に火を消そうとして負傷していた。
一般的なガスメーターは震度5程度の揺れをを感知すると自動で止まるので、慌てて止めに行く必要はない。
✕ 机の下に避難する
⇒周囲の他の家具が倒れてきた場合閉じ込められてしまう。
学校など倒壊のおそれがある家具が比較的少ない施設では有効。
≪正しい行動≫
〇 玄関へ逃げる
⇒建物の構造で変わってはくるが、基本的には玄関。
玄関は耐震性が高く、倒れてくるものが少ない。
阪神・淡路大震災の時も、東日本大震災の時の震災被害を見ても、倒壊した家が玄関だけ残っているというケースがけっこうあったという。
揺れが小さく動ける間に玄関へ行き、ドアを開けて逃げ道を確保した状態で待機。
〇 ブレーカーを落とす
⇒地震の時に起こる火災原因の多くが通電火災。
停電の際に電気が復旧した際に、放置された電化製品が原因となる火災や、地震により家具が倒れ電気コードが破損し電気コードから出火するケースが多い。
揺れが落ち着いたら避難前にブレーカーを落とし火種を作らないことが重要。
【外出中の場合】
≪間違った行動≫
✕ 建物の外に逃げ出してしまう
⇒上から物が落ちてくる。また、路上に逃げると地震に気が付かないで走っている車に引かれる危険性がある。
≪正しい行動≫
〇 コンビニにいた場合は中央付近にいる
⇒コンビニでは陳列棚の下の方に重いものを置き、上には軽いものを置く場合が多い。
レジ近くにはおでんなど熱いものがおいてある場合もあるので、レジなどが置かれたカウンターや窓から離れた真ん中付近が安全。
〇 スーパーでは壁際へ
⇒重いものも上に陳列している場合もあるので陳列棚から離れて壁際に寄る。
〇 路上で地震が起きたらガソリンスタンドに逃げる
⇒クイズ形式で出されたこちら。路上で地震が起きたらどこに逃げるか。
コンビニ? 駐車場? 鉄骨作りのビル? ガソリンスタンド?
意外にもガソリンスタンドだった。
ガソリンスタンドは危険な物質を扱っていることから、いろんな対策がされている。
阪神・淡路大震災の時の写真が出たが、周辺の家屋が火災で全焼する中、ガソリンスタンドだけがほとんど無傷で残っていた。
厳しい建築基準をクリアしていて、火災や地震に強い。
軽い屋根で倒れにくい、強力な防火壁、タンクは地中深くにあるなどのため。
駐車場などの空きスペースも安全だが、高いビルなどが周りに建っている場合は割れたガラスなどが飛んでくる場合があるので、離れたところにいるようにする。
〇 建物に逃げるなら新しくて大きいビルに
⇒建築の専門家に聞くと、今のビルは耐震・免震がものすごくて、非常用の食糧や水も整っているという話だったと。
一階に入ったところは広いスペースがあって、倒れてきた時に怪我がないようにというレイアウトもものすごい気にしているという。
日頃から家族で避難訓練をしておきましょう!
うちは先日の震度5の地震でも子供はのんびりテレビをみてました・・・。
最近地震が多くて慣れてしまっているのですが、油断は禁物ですね。