最近あまりに電気代が高いため、どうにか電気料金を節約する方法はないかと模索していました。
そして、以前から契約している東京電力の電化上手とスマートライフLを比較し、プラン変更してはどうかと考えました。
その結果、古いエコキュートでは、変更すると余計に高くなる可能性があることが分かり、とりあえず電化上手のまま続けることにしました。
古いエコキュートではどうやらスマートライフLに対応できないようです…。
うちが使用しているエコキュート
うちが使っているエコキュートは、2010年6月につけたコロナのCHP-H3728Aです。
中高生がいる4人家族で、エコキュートは深夜のみ、中に設定しています(最近見直しました)。
プランを変えない方がいい理由
エコキュートは電気料金が安い深夜の時間にお湯を沸かします。
そのため、何時から何時が深夜料金なのかをエコキュートに登録する必要があります。
けれども、エコキュートによっては深夜時間の設定を自分でできず、決められたいくつかの設定の中から選ぶ形になっているものがあるようです。
うちの古いコロナのエコキュートはまさにそのタイプでした。
現在どのような電力契約になっているのかは台所のリモコンで見ることができます。
うちの古いコロナのエコキュートは、6つの設定のどれかから選ぶしかないのですが、スマートライフLの深夜時間帯(午前1時~午前6時)に対応したものがありませんでした。
設定7~9が余っているようなので自分で設定できるのではないかと思って問い合わせてみましたが、こちら自分で時間を設定することができず、1~6の中で一番近いプランを選ぶことになるとのことでした。
この6つの設定は、電気会社の当時の深夜料金の時間を設定してあるそうです。
この中の一番近いものを選んでも、深夜時間帯は23時~7時になっていて、このままだとスマートライフLの深夜時間帯(午前1時~午前6時)ではない時間にお湯を沸かす動作が行われてしまう可能性があります。
問い合わせた内容
こちらどうにかできないのか問い合わせてみました。
- エコキュートは深夜料金の終わりの時間に合わせて沸かし終わるようになっているので、23時に沸かし始めるわけではなく、7時に沸かし終わる時間に沸かし始める。
- 裏ワザとして、エコキュートの時計をずらせば、その時計の通りに動くので、1時間進めておけば、沸き上がりの時間を1時間早く6時にすることができる。
- ただし、冬は(水が冷たいから?)7時に沸きあがる設定でも23時頃から動き始める。時計を1時間早くしたら、10時頃から沸き上げ始めることになる…。
このような状態とのことでした。
これでは、教えていただいた裏技を使っても、冬場はスマートライフLの深夜料金の時間帯【午前1時~6時】にお湯を沸かすことは不可能です。
夏場であれば沸かし始めが遅いようなので、1時間時計を進めても午前1時以降に沸かし始めてくれるかも知れませんが、それも定かではありません。
実際に沸かしていた時間
現在設定3(深夜時間帯【23時~7時】)に設定されていますが、一昨日(冬)は【23時~5時半】、昨日は【23時半~6時半】の電気使用量が多くなっていたので、この時間帯に6時間半~7時間かけて沸かしていたようです。
ちなみに、6月末頃は2時半~5時半の3時間で沸かされていたようです。
7時に合わせて沸けると言っていましたが、実際はそれよりだいぶ早く沸き上がる日があります。
ネットに、「全部の家が一斉に同じ時間に電力を使うことがないよう、少しずつずらしてある」と書いてあるのを見たことがあるので、それでずれているのかも知れません。
そうなると、時計をずらして沸かす時間を調整するというのもなかなか難しいように思います。
また、沸かすのに6時間半~7時間かかるとなると、上手く時計をずらしたとしても、冬場は、スマートライフLの深夜時間(午前1~6時)の5時間で沸かしきるのは難しいのではと思いました。
追記(2023.6)
2023年7月以降は、深夜時間帯も、それ以外の時間帯もスマートライフLの方がお安くなるので、エコキュートで時間を設定できるようでしたら、スマートライフLに変更した方が単価的にはお得です。
ただ、うちのように10kVAでの契約の場合、電化上手より基本料金が高くなりますので注意が必要です。また、何か割引がある場合なども検討が必要です。
【※金額は2023年7月1日以降の金額】
電化上手
基本料金:7kVA~10kVAの場合2,292円 ※夏季:毎年7月1日から9月30日 引用:公式サイト |
スマートライフL
基本料金 :1kVAにつき295.24円 引用:公式サイト |
【※金額は2022年6月31日までの金額】
電化上手
※夏季:毎年7月1日から9月30日 引用:公式サイト |
スマートライフL
引用:公式サイト |
2023年7月1日以降、電気料金がかなり値上げされますが、特に電化上手は上がります。
≪深夜料金≫
電化上手(午後23時~7時) :29.05円
(2023年6月までは15.71円)
スマートライフL (午前1時~6時):28.06円
(2023年6月までは18.37円)
6月までは電化上手の方がお安かったですが、7月からはスマートライフLの方が安くなります。
電化上手は日中(午前10時~午後5時)40.64円(夏は44.13円)とかなり高く、朝晩も36.07円です。
スマートライフLは、夜中の午前1時~6時以外は35.96円で、電化上手よりもだいぶお安いです。
エコキュートを上手く設定できず、お湯を沸かす時間が深夜時間帯から多少多少ずれてしまったとしても、夏の昼間に冷房を使うことがある場合にはスマートライフLに変えた方がお得になるかも知れません。
東京電力へ相談してみたところ、
「今までは電化上手が絶対お得なので継続を強く勧めていましたが、この7月からの上がり具合を見ると難しいですね。電化上手は一度やめてしまうと戻せないので、7月はそのまま様子をみて、電気料金の上がり具合を見て再度検討してみてはどうでしょう?」
と言われました。
やはり冬の夜間にお湯を沸かすとき、スマートライフLの深夜時間帯外の単価が高い時にお湯を沸かすのがどれくらい影響するのかが心配とのこと。夏の生ぬるい水と違い、冬の時期の冷たい水をお湯にする時はかなりの電力を使うそうです。
まとめ
このように、
- うちのエコキュートはスマートライフLの深夜時間帯に合わせた設定ができない
- スマートライフLの深夜時間帯5時間では冬は沸かしきれないであろう
ということが分かったので、うちはスマートライフLに変更するのはやめ、とりあえず電化上手を継続することにしました(2023年2月の段階)。
けれども、2023年7月の料金改定で再度検討しています。
東京電力の方も、変更した方がいいのかどうかは分からないくらい微妙な感じのようなので、慌てず夏冬の季節の違いなども考慮してしっかり考えた方がよさそうです。
もしスマートライフLへの変更を考えている場合は、単価だけでなく、エコキュートで深夜時間(午前1~6時)を深夜時間帯として設定できるか、深夜帯(5時間)でお湯を沸かしきれそうかもふまえて検討することをおすすめします。