夏の終わりに水路のような細い小川で子供がエビを捕まえてきました。
写真を見るとミナミヌマエビの様子。
抱卵の様子、生まれたあとの稚エビの様子を画像、動画で紹介します。
ミナミヌマエビの経過
幅1mくらいの小さな小川にザリガニ釣りに行った子供がミナミヌマエビを捕まえてきました。
コップで水をすくってバケツに入れていた際、たまたまコップに入ったようです。
よく見るとお腹に黒い物が。
もともとドジョウとメダカが入っている水槽の中に隔離して入れました。
水作フロートボックスを持っていたのでそれに入れたのですが、産卵ボックスではあるものの水が流れるための隙間は1mm。
稚エビの長さは2mmほどで横幅はさらに小さく、産まれた際隙間から出てしまうという口コミを見かけたため、途中からはこのケースに2Lペットボトルを切った物を入れて使いました。
水の出入りがないのになぜわざわざ水槽に浮かべたかというと、室内に置いてしまうと日中に水温が上がってしまう恐れがあるからです。
水槽の方は水温が上がり過ぎないように冷却装置を付けていました。
その中に浮かべておけば水温が一定に保たれると思ったのでそのようにしました。
植木鉢の破片のようなものにウィローモスという水草のようなコケを巻いて入れてみました。
1cmくらいに切ったウィロモスをテグスで巻いておくと石などにくっつくとのこと。
ウィローモスに発生した微生物や藻が餌になります。
ふだん隠れて見えないところにいるミナミヌマエビが上に出てやたら卵の辺りをパタパタと動かしていました。
これは卵に水をかけることで新鮮な酸素を送っているそう。
お母さんエビはビックリするほど働き者でずっとこれをしていました。
お腹パタパタ動画を撮影した翌日に稚エビが産まれました。
普通に見たら見えませんでしたが、後ろからスマホのライトで照らしたところ、ペットボトルに数匹張り付いている透明の線みたいのが見えました。
稚魚の大きさはやはり2mmほど、細さはほんとに細いので寄生虫がついているのかと思うくらいです。
小さすぎてピントが合わず写真は撮れませんでした。
お腹の卵が黒から透明になったら生まれると書いてありましたが、昨日まで黒っぽく見えていました。
ライトを当てるとちょっと透き通ってるかも?という感じで分かりにくかったです。
生後3、4日で3mmほどになりました。
鉛筆の芯の長さくらい。
完全に透明だったものが少し黒くなってきたので見えやすくなってきました。
9/6に生まれたものか少し遅れて翌日生まれたものか分からないので生後3、4日です。
ダイソーの500円の虫かごに移しました。
こんな感じ。
ダイソーの500円の飼育ケース(大)は横幅30cmです。
ぱっと見、数匹しか見えなかったので100円(小)の横幅17.5cmのでいいのではと思っていましたが、いざ移すと30匹以上、もしかしたら50匹くらいいたのでこれくらいの大きさでよかったです。
稚エビが吸い込まれないようスポンジフィルター(エアポンプ兼ろ過装置)を買いました。
もともと投げ込み型のエアーポンプ兼ろ過装置を持っていましたが、吸い込まれてしまうと思いこちらを注文しました。
生後1週間もすると4mmほどになりました。
水槽の壁に張り付いています。
コケや微生物、水草などを食べるので基本エサはいらないようですが、数が多い場合は餌を少し入れた方がいいというので入れてみました。
使用したのはもともと家にあった川魚のえさという種類です。
ずっと見ていてもなかなか集まってくる気配がなかったのですが、忘れたころにみると大集合していました。
おわりに
ミナミヌマエビの繁殖は簡単だそうです。
爆発的に増えることもあるとのこと。
でも、抱卵している時に親が脱皮してしまうと卵が取れて死んでしまうので、抱卵中は水を変えたり移動させたりせずにじっと見守っているのがいいようです。
最近は涼しくなりましたが、飼育ケースに移した直後くらいはまだ真夏日ということがありました。
暑い日は、冷房を切ってでかける時には飼育ケースの上にアマゾンで買ってあったハードタイプの500gの保冷剤(214円)を置き、その上に畳んだ保温バッグを軽く乗せてでかけました。
冷房の入った部屋、冷房が入っていないけど過ごしやすい部屋においておくと、だいたい水温は25度前後になっていますが、エビたちの調子はよいようです。