生まれつき永久歯(大人の歯)が生えてこない先天性永久歯欠損。
先天性欠如歯ともいうようですね。
その場合どうしたらいいか?
私が歯科で説明を受けたこと、実際に選んだ対処方法(治療方法?)などを紹介します。
1、問題点
私は3本欠損していました。母もそうだったので遺伝だったのかもしれません。
3本のうち、他の歯と同様に子供のうちに乳歯が抜けてしまったのが1本。
そこは特に隙間もできることもなく、他の永久歯が生えてきたときに自然に埋まりました。
問題となるのは他の歯はすべて永久歯にかわって、落ち着いたあとに先天性永久歯欠損部分の乳歯が抜けてしまうこと。
私の場合、全くグラグラしていませんでしたが、レントゲンで見ると、乳歯なので全く根っこがなく、歯茎の上に乗っかっているだけの感じで、いつ抜けてもおかしくないから抜けた場合の対応を考えておくように言われました。
わざわざ抜く必要はないが、抜けた場合、すぐになんとかしないと、他の歯も少しずつ動いてしまい、歯と歯の間に隙間ができてしまうとのことです。
その時提案された対処法が4つ
2、対処法
1)部分入れ歯にする
普通に虫歯や高齢で歯がなくなってしまった時にする部分入れ歯です。
金属を片側または両隣の健康な歯に引っかけて、ない部分に人工の歯がくるようにします。
利点:安価、簡単
欠点:毎日洗ったりして手入れがめんどう。銀色の部分が目立つ。
2)ブリッジ
健康な歯を支柱にして、欠損部分に人口の歯がくるように固定します。
完全に固定するためはずしたりはしません。
利点:部分入れ歯に比べて目立たない
欠点:隣の歯に負担がかかる。隙間に物がはさまりやすい。
3)インプラント
歯茎の骨の部分に土台となるネジを埋め込み、そこに人工の歯を取り付ける。
利点:一度つけてしまえば付け外しをしないので楽。目立たない
欠点:骨の強度がないとできない。骨を削ったりする手術なので全身状態がよくないとできない。費用が高い。
まだ始まって年数が浅い(私はこう言われました)
4)歯列矯正
歯の位置を動かして乳歯が欠損してしまった部分をふさぎます。
利点:歯並びもきれいになる。終わって矯正器具を外してしまえば入れ歯も人工物もなく普通の口の状態。
欠点:治療に時間がかかる。治療中目立つ。他の歯も抜いてきれいに並ぶように歯の数を調整する場合も。費用が高い。歯茎が少し下がり隙間が目立つことも。
3、実際に選んだ方法
部分入れ歯やブリッジは嫌だったので、インプラントと歯列矯正で迷っていたのですが、私はもともと歯並びが悪かったので、矯正することを選びました。
歯並びが悪く、上下で当たっている歯と当たってない歯がある場合、いつも当たっている歯に負担がかかり、早くダメになってしまうと言われました。
また、まだインプラントの歴史は浅いのでどれくらい持つか分からないので、もしかした何十年かしたらもう一度やり直す必要が出てきたりする可能性も否定はできないと言われました。
どうせ高いお金をかけるなら、歯並びをきれいにして全部の歯のかみ合わせをよくして歯の負担を減らした方が歯にとってもいいかと思い歯列矯正にしました。
私の場合、乳歯二本がまだ抜けていませんでした。
でも矯正はやるなら早い方が歯茎が下がらなくていいと言われ、2007年(28歳)に乳歯を抜いてすることにしました。
ちなみに他の治療は別に急ぐことは抜けてからすればいいことなので急ぐ必要はありません。
ただ、インプラントは歯茎の骨に土台を埋め込むので、あまり歳をとってしまって骨がもろくなると難しいそうです。
でも私の母は50代でやってました。
4、実際に行った歯の矯正
長くなりましたので別ページ(実際に行った歯列矯正|流れ・経過・感想)で紹介します。
良かったらみてください。