尿路結石の症状・検査・治療・期間
尿路結石とは腎結石(腎臓結石)、尿管結石、膀胱結石、尿道結石など、尿が通るところにできる結石の総称。
石のある位置によって名前が変わる。
腎臓にできた腎臓結石が痛みを生じてくるのは主に尿管など細いところに来てからになる。
現在41歳の主人。
過去10回以上尿路結石ができている。
結婚してからも数回おきている。
その時の様子、経過を紹介する。
症状
尿路結石ベテランの旦那。
違和感でもう尿路結石だと分かる。
まず起こるのが腹痛。
旦那によると、便が出そうでトイレに行ってみようかなという痛み。
下痢してる時のようなというわけではなく、普通にもよおした感じの痛み。
でもトイレに行って出ないのでこれは尿路結石かなと分かるという。
その後だんだん腰の痛みが出てきて、じっとしていられないくらいの腰痛が。
じっとしていられずうろうろ。
家の中で腰をかがめて腰に手を当ててうろうろ歩き回る。
そうなった時にはもう腹痛はなし。
痛みがひどくなると、吐き気をもよおし嘔吐。
数分でおさまることもあれば数時間続くことも。
治まっても忘れたころにまた痛み出す。
その間隔は数時間だったり数日だったり。
石の大きさや詰まる角度の関係で痛み出すので石次第だ。
二度目以降に現れる痛みは腰の痛みのみ。
腹痛はないとのこと。
腰が痛いのでじっとしてられずうろうろし続け、痛みが落ち着くのを待つ。
尿路が傷つくので血尿がでる。
自分で分かるくらい色がつくらしい。
リンゴジュースみたいな色とのこと。
今は分かっているので座薬があればしばらくは耐えて様子を見ているが、初めてなった高校生の時は救急車で病院へ行ったという。
検査
病院に行くとエコーでお腹を確認。
でもだいたい「これじゃ分かりにくいね」と言われ造影剤を入れてのレントゲン(CTかも?)も取るという。
石があると造影剤が途中で止まるので分かるとのこと。
また、血尿を見るためか尿検査もする。
1、2mmの時もあるし、8mm位の時もあったという。
一つの時もあればいくつもある時も。
治療・薬
治療としては、痛み止めを使い痛みに耐えながら、自然に出てくるのを待つ。
大きさによって、出てくるのが無理そうなら衝撃波結石破砕治療を行うがまずは自然に出るのを待つ。
旦那の場合、8mmと言う大きいのがあったにもかかわらずすべて自然に出ている。
薬は、ボルタレンサポという痛み止めの座薬。
点滴をしたこともあったという。
うろおぼえではあるが、尿の排出を促す薬も飲んだ気がすると言っていた。
そして言われるのが、
たくさん水分をとってください
ということ。
とにかく尿をたくさん出して押し出そうというものだ。
結石の向きによって石が尿路を塞ぎかけて、おしっこが出そうだけど出ない状態になり尿管や尿路の圧力が高まって痛みが出る。
なのにたくさん飲んで尿をたくさん出すというのはきつい。
痛みが出たらボルタレンサポを使うと、30分くらいで痛みが引くという。
期間・治癒
おしっこと一緒に石が出れば終了。
痛み出してから石が出るまでの期間はその時次第。
2、3日で出る時もあれば、1か月くらいかかったこともある。
最後になったの去年だが、その時は4~5mmくらいであったが1か月くらいかかった。
これが今までで一番長かったという。
大きいほど時間がかかるというわけではなさそうだ。
途中子供の遠足についていったりしているくらいなので、全く痛まない日もあったが、いつ痛くなるかヒヤヒヤする感じが続く。
あまりに回数が多いので、石の成分を調べるとのことで、この時は石が出たら持ってくるように言われた。
変な話だが、100均の茶こしを買って、そこに尿をしてこしていた。
金平糖のようなとげとげの結石が出た。
なんの成分が多いかで食べ物の何の成分が原因になりやすいか分かるとのこと。
尿路結石を予防するには食べ物に気を付けると言われたが何だったか忘れた・・・。
とりあえずシュウ酸の多いものはいけないということで、ホウレンソウは食べ過ぎないように言われたのは覚えている。
とりあえず旦那の場合は毎回このような症状と経過をたどっている。
人によって違うとは思うが、もしこのような症状が出たら、尿路結石を疑って、泌尿器科を受診してもらえたらと思う。
体外衝撃波結石破砕装置はおいてある病院とない病院があると思うので、いくつか行
く候補があるのなら、装置がある病院にしておくと安心だ。
※調べてみたら、まれに尿管で完全に動かなくなることもあるとのこと。
その場合、最初は痛みが続いているがそのうち全く痛まなくなりそのまま尿が流れなくなって腎臓が動かなくなってしまうこともあると書いてあった。
基本は石が落ちてくるのを待つが、尿も止まっていてしまっていては大問題な状態なので、もしも痛くなくなっても、尿が出なくなっているようなら様子をみていないですぐに病院に行った方がよいようだ!