10月に大腸の炎症で吐き気と下痢が1週間くらい続き、その後たまに下痢や残便感がすることがありました。
しなくてもよかったのだけれど、念のため、大腸内視鏡検査をしてもらうことに。
その時の実際の流れや金額などを紹介します。
※下剤を飲んだ後の様子が書いてあるので不快な方は読むのを控えてください。
≪目次≫
1、検査の予約・血液検査
2、前日
3、当日
4、まとめ
1、検査の予約・血液検査
クリニックで大腸内視鏡検査をすることに決まると、まずはB型肝炎・C型肝炎・梅毒などの感染性疾患にかかっていないかの血液検査をした。
そして、前日・当日の食事と薬の説明を受け薬を渡された。
前日から決められた食事をし、前日に液体の下剤を飲み、当日8時から50錠の下剤を飲んでいくとのこと。
前日の食事代1500円(保険外)と、この日の診察費を支払った。
2、前日
①朝食、昼食、夕食ともに配布されたおかゆやスープを食す。
私が配られたのはこちら。
おかゆ系はレトルトパックなので温め、味噌汁・すまし汁は熱湯で溶く。
オレンジ・アップルの粉末飲料は水で溶く。
カロリーメイトのような間食も入っている。
仕事先などでおかゆを食べれなかったら、普通のうどんなどを食べてもいいと言われた。
朝昼のおかゆは薄くておいしくなかったが、夜のコーンスープはとろみがあって味も濃厚で美味しかった。
味噌汁とすまし汁は飲まなかった。
昼は職場に持って行って温めずにそのまま食べた。
朝のおかゆは刻んだ油揚げのようなものが入っていたが、昼は全く具が全くないおかゆ。
自分で用意する場合はやはりこのようなおかゆがよさそうだ。
カロリーメイトのような間食もチョコチップの入ったクッキーで美味しかった。
②下剤(マグコロール250ml)を夜8時までに飲む
夜8時までに全部飲むように言われた。
冷やしておくと飲みやすいらしいと言われ冷やして飲んだが、ものすごく酸っぱくてきつい・・・。
薬を飲むよりこちらの方がきつかった。
19:40~20:00くらいの間で飲み切ったが、
21:12~0:09の間に9回もトイレに駆け込んだ。
強い腹痛はないが、急に出る感じになるので慌てる。
布団に入ってから2回トイレに行ったが、眠ってしまってからは大丈夫だった。
朝起きてからも錠剤を飲み始めるまでに2回水様便が出た。
夜飲んで夜中大丈夫ですか?と質問していたが、マグコールは大丈夫ですよなんて言ってたのに、かなり効いていた。
3、当日
9:00に病院に行き、そこで下剤を飲むという方法と、自宅で飲んで11:30に病院に行くという方法があり、私は自宅で飲んでから行く方法を選んだ。
①下剤を50錠飲む(ビジクリア配合錠)
50錠ある下剤を、8:00から15分起きに5錠ずつ飲んでいく。
16mmもある錠剤。
計10回(50錠、水2L)飲むことになる。
5錠一度に飲めなければ、15分の間に5錠飲めばよい。
その際、一緒に渡されたメモリ付きのビニールコップで、200mlの水かお茶を飲む。
錠剤は大きくて飲みにくいが、私は薬を飲むのは平気なので平気と思った。
実際最初は平気だったが、回数を重ねるとたまに上手く飲み込めないことが・・・。
苦手な人は無理かも知れない。
ちょっとしょっぱいような酸っぱいような感じだが、液体の下剤を飲んだ人の話だと硬水という感じですごい飲みにくくてつらかったというので、水で飲めるこちらの薬の方が楽かも知れない。
飲んだ時間、排便の回数などの確認シートを付ける。
病院に行くときにまだ出続けてると困るので早めに飲んでもいいかと尋ねるといいと言われたので7:00からの飲み始めた。
15分置きに10回飲んだが、15分の間に1、2回トイレに行く感じ。
9:15の飲み終わってからも、出発する11時15分にまで同じ調子で、2時間に12回液体が出た。
昨日の時点で水様便だったが、今日はもっと水様便。
3回飲んだ時点で、全部飲まなくていいんじゃないかと思って病院に電話してみたが、少しでもカスが残っているとよく見えないので全部飲んでくださいとのこと。
最初からお尻は少しいたかったが、7回目を飲んで18回出たあたりからかなり痛くてトイレットペーパーに血がついた。
7回目くらいにはかなり透き通ってきて、便ではなく尿のよう。
トイレットペーパーは高級なやわらか~いのを用意した方がいいかも。
最後の方では痛すぎて、家にあったデリケアクリームを塗った。
デリケートな部分のかぶれやかゆみに対して塗るクリームだ。
保護されるので多少しみにくくはなるけど、すぐまたトイレ行って拭いてしまうのが問題だ。
11時頃には出たくなっても少し我慢できるくらいになり、あとは自分で行こうと思ってトイレに行けば水分がでるが、出たくなってトイレに駆け込むことはなくなった。
病院へ向かう途中に行きたくなったらどうしようと思っていたが、なんとか大丈夫だった。
②問診票記入
病院へ着くと、今日の体調、薬のアレルギー、大きな病気、ガンが見つかったら告知するかなどの問診票を記入。
③筋肉注射
レントゲン室で検査をするとのことで、レントゲン室へ。
胃カメラの時は普通の部屋だったのに違った。
椅子に座らされ、何をするかと思ったら、腸の動きを止める注射を打たれた。
筋肉注射なので痛いですよと言われたが、ほんとに痛かった。
でも、その後の検査本番に比べたら大したことない。
④着替え
ズボンと下着を脱いで、不織布でできたハーフパンツに着替えた。
お尻の部分に縦に15cmくらい切れ目が入れてあった。
もともと空いていなかったのをハサミで切れ込みを入れた感じのガビガビの切れ目だった。
看護師さんがいない間にと思って慌てて撮ったので穴が空いてない側の写真を撮ってしまったがこんな感じのハーフパンツ。
上半身は着替えなくてよかった。
パンツに穴が空いていると聞いてたので、あえて長めのチュニックを着て行ってしまったのだが、汚れないようにとハーフパンツにインすることに。
上は長めのは着ない方がよさそうだ。
着替えたらそのままレントゲンの台へ。
⑤大腸内視鏡検査
注射や着替えも含めて20分だったので、検査自体は10~15分ほどだったと思う。
レントゲンの台に乗っておこなった。
レントゲンの台だからか硬くて痛かったが、途中からはそれどころじゃなかった。
「痛みが強いようなら鎮静剤を打ちますから」
と言われ、まずは左の横向きになって内視鏡を入れる。
最初は全く痛くなかった。
痛いという噂は聞いていたが、先生が上手いのか痛くないなと思ったらある程度入ったところでものすごい痛みが。
「いたたた!痛い!」
看護師さんが足をさすってなだめてくれた。
でも痛いものは痛い。
次に仰向けになった。
仰向けでは左膝を立てて右足首を左の膝に乗せる感じ。
そこでもまた途中にものすごい痛みが。
また左向いてもう一度上向いた。
3回ほど強い痛みが来て、その都度「痛っ!痛い!」と声が出てしまったが鎮静剤を打つこともなく続行。
鎮静剤はどうした?!
ちょっとイラっとした。
いつまで奥に入れていくのかと思っていたら、
「もう奥まで入ったので、もうすごく痛いことはないです。途中ちょっと細くて入りにくいところが痛かったですね」
と声をかけられ、確かに抜きながら見ていくときはほとんど痛くなかった。
入っていくときが痛いようだ。
お腹辺りの上にレントゲンの機械があって、お腹の中を写しているようで、医者の指示で誰かがその機械を動かしながら、医者はモニターを見て内視鏡を動かしている。
私からもモニターがみえるのかと期待していたが見えなかった。
検査している時は気が付かなかったが、終わってみて立つと、お腹が痛苦しい。
検査中にガスを注入するので、それでお腹がパンパンになっているようだ。
検査前に、トイレに行ってから行きますと伝えると、
「みんな心配しますが、検査中は便を吸い取りながらするので大丈夫ですよ」
と教えてくれた。
検査中の下痢などは全く気にしなくてよさそうだ。
⑥検査後
お腹にガスがたまってると苦しいというがおならがたまっていたり便秘の人はこんなに痛いのか?
痛くて腰が真っすぐ伸ばせない感じ。
おならが出れば楽になりますからと看護婦さんに言われた。
車で家に帰るまで全くガスが出そうな感じはなかったが、苦しいので家に帰ってからトイレで出そうと思ったらたくさん出た。
出そうじゃなくても出そうと思えば出るので、苦しさから早く逃れたければ出した方がいいようだ。
げっぷも出る。
30分くらいすると普通に戻った。
運転は控えるようにと紙に書いてあったが、鎮静剤も使っていないしぼうっともフラフラもしないので普通に運転して帰った。
看護師さんに聞いた話によると、完全に眠った状態でする場合は、台に乗った後鎮静剤を打ち、そうするとその後の記憶はない感じになって楽だが、その後2~3時間は休んでから帰ってもらうとのこと。
2~3時間してもまだフラフラしてもう少し休む人もいるとのこと。
終わった時に、
「もう普通に食べていいですからね。まともに食べれてなかってですもんね」
と言われた。
最初にもらった紙には、当日は消化のいいものを食べるようにと書いてあったが、普通に食べていいと言ったので、お寿司を買って食べた(もともと食べるつもりでお持ち帰りの予約をしてあったが)。
12:40頃検査が終わって、その後排泄はほぼなかったが、3時間20分後(16:00)、下痢をした。
薬がまだ残った状態で食べ物を食べたからそれが出たのかも。
やっぱりお寿司じゃなくうどんなどにしておいた方がよかったかも?
すぐには本調子には戻らなそうだ。
検査後10時間後(22:40)にもう一度くだった。
回数は多くはないがなかなか普通便に戻らない。
翌朝には通常のお通じに戻った。
⑦大腸内視鏡検査の料金
保険適応だったため、3割負担で
5100円+350円(検査用のパンツ代で保険外費用で自費)
もし任意の大腸がん検診だったら、保険適応外で全額負担の
17010円+350円
ということになる。
4、まとめ
夜の下剤から数えると35回も排泄した。
最初の何回か以外はほぼ半分透き通たような液体で、宿便がたくさん出ると聞いていたが便らしい便は出ていなかった。
もともと便通がいいとそんなに出なくて、すぐに下痢になってつらいのかも。
痛みには強い方だが、想像以上に痛かった。
出産よりも短いので出産の次に痛いと言っておくが、同じ長さだったら大腸内視鏡検査の方が痛いかも・・・。
出産のときの様にどこか捕まるところが欲しかったがなかった。
今回は検査結果としてはなんともなくてよかったが、もしまた次しなきゃいけないことになったら、次は鎮静剤を打って眠らせてもらおうと思う。
でも、いろんな方の感想をみていると、眠らずに行っても全く痛くなかったという人もけっこういるようなので、先生の技術で差があるのかも。
受ける場合は専門病院で行った方がよさそうだ。
私が行ったクリニックは、一日に一人だけ、昼の時間にする感じだった様子。
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