中学一年生の息子はバスケットボール部です。
7月末頃、コロナの濃厚接触者になって10日ほど学校を休み、久しぶりにいった部活動で膝の痛みが起きました。
特にひねったり何かをしたわけではなく、ダッシュした時に痛みが走ったとのこと。
その後サポーターやストレッチをいろいろ試し、最終的に1か月半くらいで痛みがなくなりました。
病院に行こうかどうか悩んでいたところ、ストレッチとサポーターで治ったので、その時の様子を紹介します。
痛みの場所・症状
息子が痛いといったのは、膝のお皿のすぐ下。
最初は奥の方が痛いといいましたが、その後お皿のすぐ下の表面あたりの痛みに変わりました。
この部位は膝蓋腱で、ジャンパー膝の場合に痛む場所。
さらにこの下の膨らんでいるところが痛む場合はオスグッドが疑われますが、うちの子の場合はお皿直下の凹んだ部分だったので、ジャンパー膝ではないかと判断しました。
運動時は痛みがありますが、家に帰って普通に生活していれば痛みはない状態。
ただ、立ち上がる時などに少し痛みはありました。
最初は右、1週間後には左に変わり、最終的には左がずっと痛い状態。
10日ほど部活を休み安静にしたところ、多少痛みは落ち着きましたが、やはり運動をすると痛みが強く出てしまい、通常のプレーができず。
部活時はサポーターをいろいろ試しつつ様子をみながらできる運動をし、帰ってきたら氷嚢でアイシングをし、朝晩は股関節回りのストレッチをしました。
使用したサポーター
うちが使用したのはザムストのJKシリーズを3種。
こちらのJKシリーズは、膝回りが不安定な人用とのことで、ジャンプ系のスポーツに最適とのこと。
Amazonの口コミでもジャンパー膝やオスグッドの子供に使っている方が多数いました。
①ザムストJKバンド
JKシリーズの中でまず購入したのが、一番簡易的な『ザムスト JKバンド 』。
こちらは部活の中でも使用している子が2~3人いるとのことでした。
ひざ下(膝蓋腱)を圧迫することで膝回りを安定させるもの。
膝下あたりに長方形のパットが入っていて、膝の下を抑えます。
ただ、うちの息子の場合、これでは痛みは少し軽減する程度でダメでした。
②ザムストJK-1
次に購入したのが、膝全体を覆う『ザムスト JK-1 』。
こちらもJKバンドと同じく、ひざ下に長方形のパットが入っています。
ひざ下を圧迫しつつ、さらに膝回り全体を固定。
ただ、うちはこれでも痛みが強く、普通にプレーできないくらいでした。
②ザムストJK-2
そして最後に購入したのが、さらにがっちり膝回りをサポートする『ザムスト JK-2』。
うちの子の場合、これをつけたらかなり痛みが出ることが減りました。
こちらが①②と大きく違うところは、膝下に入っているパットが長方形ではなく、膝のお皿の形に合わせて弓なりになっているところです。
そのおかげで、膝下にフィットし、がっちり固定されます。
また、①②はフルオープンになるのに対し、こちらは太もも部分は筒状になっていて、足を通す形になっています。
通したうえで、さらにバンドできつさを調節します。
ザムストJK-2の注意点
こちらのJK-2なのですが、使ってみて分かった注意点があるので記載しておきます。
①サイズ選びに注意!
前の二つと違ってJK-2は筒状のため、サイズ選びは慎重にする必要があります。
お皿の上16cmのところの周径を測ると44cmだったので、サイズ選び通りM(42~46cm)を選んだところ、きつくてなかなか上まで上げられず、上げてからも血が止まるくらいきつく、返品しました。
その後実店舗に行って試着したところ、L(46~49cm)かLL(49~52cm)でよさそうとお店の方に言われ、LLを購入しました。
JKバンドは小さめでロゴが横に来てしまうという口コミを見て一つ大きめのL、JL-1は大きいとお皿にかぶってしまうと思い、ジャストサイズのMにしましたが、どちらも大丈夫でした。
JL-2は本当に合っているものにしないとまず足が入らないので、注意が必要です。
②きつく締めすぎると外した時に痛みが出る
こちらを使い始め、運動時はほぼ痛みがなくなったのですが、外した時に痛みが出るようになりました。
最初は膝下、少し緩めに巻くようにしたら、少し内部の方に。
どうやら強く圧迫しすぎて、それによって膝蓋腱に負担がかかり、外した時に数十分痛みが出ていたようです。運動時に痛みが出ないぎりぎりくらいに緩めてつけるようにしたところ、外したあとの痛みはなくなりました。
こちらはJK-2に限らず、膝のお皿の下を圧迫するタイプはどれも同じなのではと思います。
膝の痛みの経過
7月末:久しぶりの部活。ダッシュをした際に右膝下の痛み発生。直後は普通に歩けないくらいの痛み。部活から帰るときは普通に歩いて帰ってきた。
8月初旬:痛みが左ひざに変わり、JKバンド、JK-1を使用しつつ痛くない程度の運動を行うようにしていが、ゲームをするとやはり痛みが発生。
お盆休みをはさみ、10日ほど部活なし。その間痛みなし。
8月20日:部活再開。JK-1使用。ジャンプやシュートは大丈夫だったけれど、ユーロステップ(横跳び?)を繰り返し行っていたら痛み発生。その後は普通に走るだけでも少し痛みが出て、運動を終了。歩いて帰る際は痛みなし。
8月23日:JK-2を初めて使用。横跳びはなし。運動によっては時々ピキッと痛んだけれど、強い痛みはなく最後まで部活ができた。
8月24日:ダッシュを繰り返したらピキッとした痛みが出たので、そこからは念のため走るのはやめてゲームも見学にした。同じ動きを繰り返すと痛みが出る様子。
8月25日:横跳び以外実施。ゲームなどはしたが痛みはなし。ただ、帰ってきてサポーターをはずし、冷やし、立ち上がる際に少し痛みがあり。膝蓋腱ではなく、その下の膨らみ(オスグッドの症状あたり)に痛み。
8月26日:部活を全てやったが痛みなし
9月6日・7日:膝下がピキッと少し痛んだけれど大丈夫。
9月9日:この日からは部活中の痛みなし。サポーターを緩めにつけると、外したあとの痛みもなかった。
9月12日:サポーターを忘れて部活でつけなかったが痛みでず。
9月23日:しばらく膝の痛みが出ていないので、この日からはサポーターは付けずに部活を実施。その後痛みは出ていない。
JK-2を付けても、膝に負担のかかる反復運動を行うと最初は痛みが出ていましたが、JK-1やJKバンドに比べると痛みはかなり軽減していたようです。
反復運動さえしなければ痛みはなく、反復運動もしばらくやめていると完全によくなり、反復運動をしても痛くならなくなりました。
すごく痛い場合は安静が必要です。
安静にするほど痛みが出たあとに使うなら、がっちりしている『ザムスト JK-2』がおすすめです。うちも最初からこれにすれば無駄にたくさん買わずにすみました。
ちょっと違和感くらいの状態でサポーターを付け始めるなら、『ザムスト JKバンド 』でもいいかも知れませんが、膝下で強く締めすぎると外した時に痛みが出るので、膝下だけで調整するこちらのタイプは特に注意が必要です。