8歳の子供がマダニに噛まれました(8月24日)。
マダニの大きさは2mmほど。
その後受診したときの様子、子供の様子などを紹介します。
マダニに噛まれた
実家に行き、そこから海に旅行に行っている時のできごとです。
前日には山で虫探しなどもしたのですが、夜寝る時に背中がかゆくて手で触ると、取れそうなかさぶたのような物があったそうです。
それを引っ張るととれて、よくみると虫だったので親に見せに来ました。
大きさは1mmほど。
コレ。
本人がいうにはなかなか取れず、引っ張られる感じはあったとのこと。
蚊に刺されたのより目立たないくらいのちょっとぷっくりした感じがあり、少しかゆみがあるだけで、体調不良などはなし。
クラゲや何か毒のある虫に噛まれたときのためにポイズンリムーバーを持っていたため、とりあえずそれで吸ってみました。
すると、透明な液が少し出ました。
血は出ず。
でもマダニは毒はなく感染症のウイルスなどなので効果があるかどうかは不明。
念のためにやってみました。
吸引したせいで内出血した感じでちょっと赤くなりました。
夜間救急へ受診
夜だったこともあり、旅先だったこともあり、受診をどうするべきか悩んだ結果、念のため夜間救急をやっているところへ行くことに。
マダニと思われる虫はまだ生きていて、持って行きました。
病院についたころにはぷっくり膨れた感じがなくなり見た目なんともない感じに。
病院では皮膚を観察し、特に頭や口器などは残っていないとのこと。
けれども、専門家じゃないのでこの虫がマダニかどうかは分からないので、明日皮膚科を受診するように言われました。
皮膚科受診
翌朝も特に体調は問題なし。
かゆみもなし。
泊りがけで海に行っていたので、午前中は海釣りなどをし、帰ってきてから夕方皮膚科を受診しました。
くっついていた虫を持って行くと、顕微鏡でみてくれて、やはりこれはマダニとのこと。
本人や家族にも顕微鏡で見せてくれました。
けれども、頭もしっかりついているので、体の方には残っていないとのこと。
マダニによる感染症で重篤になることもあることから、最近ではテレビなどで取り上げられて騒がれているが、感染症を引き起こす菌を持っているマダニは一部で、だいたいは大丈夫とのこと。
でも、リスクがないわけではないので一か月くらいは体調の変化に注意するように言われました。
経過
一か月経過しましたが大丈夫でした。
皮膚の見た目もおかしくなっていないし、全身状態もおかしくなりませんでした。
ウィルスを持ったマダニではなかったようです。
確かにマダニはウィルスを持っていて危険ですが、ウィルスがあるのは一部のマダニとのこと。
そんなに大慌てをしても仕方ないことなので、まずは落ち着いて皮膚科に行きましょう。
無理やりとることだけはやめた方がいいです。