キッズ携帯代わりに格安スマホ
小学生の子供には、見守り機能を備えた安心の子供携帯を持たせる親が増えてきています。
実際うちも持たせていました。
今回、中学に上がる息子のために格安SIMを調べていたところ、子供携帯とあまり変わらない月額料金で、見守り機能付のスマホもあるということを知りました。
キッズ携帯代わりなので、容量は大きくなく、親との連絡や居場所確認ができればいいという条件の中での維持費がお安いおすすめ品を紹介します。
≪目次≫
1、月額料金が安い格安SIM
2、スマホの利点・欠点
3、格安SIM会社の選び方
1、月額料金が安い格安SIM
データSIMはお安いですが基本は電話番号がないので電話はできません。
オプションで付けることはできます。
SMS(ショートメール)付きにすればLINE認証ができるのでLINEが使え、LINEで無料通話をすることができます。
また、050のIP電話を付けて電話するということができるものもあります。
ただし、IP電話はネット回線を使うので緊急電話に繋がりません。
小学生なので自分で緊急電話をかけることがなければ090でなくても問題ないと思います。
「090の電話付き」と書いているものは、080、070の可能性もありますが、利用の仕方は同じです。
090などの電話番号があれば110番や119番などにかけることができます。
格安SIMの中でも、始めから使い放題がセットだったり、高速通信可能な容量が多くしてあったり、ややお高めのものもあります。
ゲームや動画をみるのではなく、キッズ携帯のように親との連絡やGPS代わりに使うのであればとにかく基本料金を抑えたものでいいと思います。
基本料金が安いものはこちらの4つです。
①TONE
・基本使用料:1000円
・TONE同士なら通話料は無料 ・050から始まるIP電話利用可 ・子供の見守り・フィルター機能が充実(親がTONE出ない場合は+300円かかる) ・メールアドレス ・SMSオプション(100円)をつけることでショートメールやラインを使用可 |
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②lineモバイル
≪データSIM≫1GB | ≪音声SIM≫1GB |
500円/月
620円/月(SMS付) |
1200円/月 |
・LINEを高速通信で使い放題(1GBの容量に含まれずに使える)
・通常はLINE、ツイッターなどSMS認証のアプリはSMSが必要だが、LineモバイルではSMS付にしなくてもLINEを使うことができる。 ・電話番号はないが、Lineの無料通話を使えば電話可。 ・見守り・フィルター機能は無料 ・メールアドレスなし |
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・SMS付きプランならショートメール可 | ・ショートメール可(SMS付)
・090で電話可 |
③mineo
≪データSIM≫ 500MB | ≪音声SIM≫500MB |
700円/月~ | 1310円/月~ |
・SMS付き(ショートメール、ラインなど可)
・ジュニアパックオプション(見守り、セキュリティなど):+200円 ・メールアドレスあり ・+100円でアプリを利用して050での電話発信可 |
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・電話番号はないが、Lineの無料通話を使えば電話可 | ・090で電話可 |
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④楽天モバイル
≪データSIM≫ 0GB | ≪音声SIM≫3.1GB |
525円~
645円/月(050付) |
1600円 |
・メールアドレスあり
・見守り・フィルター機能:300円 |
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・050付きプランなら050から始まるIP電話利用可
・SMS付きプランならショートメール、ライン可 ・高速通信ができない |
・090で電話可 |
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3、スマホの利点・欠点
子供携帯からスマホに変えて一週間ほど経ちました。
実際に子供をスマホにして感じた利点・欠点を紹介します。
【利点】
●LINEが使えるので親との連絡が楽
子供携帯は打つのがすごく大変でした。
auマモリーノ3は、50音全部表示されているので、十字キーで進めて一文字ずつ選んでは決定を押して選んで文章を打っていきます。
マモリーノ4はタッチパネルになったようなのでその辺改善したようですが、とにかくマモリーノ3では子供の打つのが遅くて、親に帰ってくる返信も遅いし、おばあちゃんにメールさせても遅いし、厄介でした。
その他の携帯会社の子供携帯はどうでしょうね。
●見守りアプリが便利
Life360という位置情報が分かる無料アプリを入れているのですがすぐにパっとでます。
au子供携帯の位置情報の検索は数分かかかることもあり、それでも居場所が分からず居場所が分かったらメールでお知らせなどという機能を使う羽目になることも。
Life360は子どもの見守り用というわけではないので、親も登録すればお互いの場所が地図上に出るので何かの時に便利だと思います。
さらに便利なのが、自宅を登録しておくと、自宅から子供が出発した時や、戻ったときに親にメールが来ます。
親が仕事に行っていても、子供が家に出入りしている様子が分かるので安心です。
●調べものができる。
ちょっと何かを調べる時に、いちいちパソコンを立ち上げなくてもスマホで調べられます。
●友達とやり取りができる。
これを利点ととるか欠点ととるかは親次第ですが、中学生になってスマホにしてから塾や習い事の友達と行く時間や持ち物など聞くときにささっと連絡が取れてすごく便利です。
まだ一人しかスマホ友達がいませんが、持っていない子との連絡が不便に感じてくるほどです。
【欠点】
●子供携帯より割れやすい
まだ壊してはいませんが、スマホなので子供携帯よりは衝撃に弱いのではと思います。
でもマモリーノ4もタッチパネルなのでマモリーノ3よりは強度が落ちるかも知れませんね。
●防犯ブザーがない
うちは一度も防犯ブザーを使うことはありませんでしたが、必要なら別途持つ必要があります。
●首にかけられない
子供携帯はストラップを付ければ首からさげられますが、スマホはあまり首からはかけないですよね。
うちはとにかくスマホにしてから便利に感じました。
ゲームや動画はフィルタリングアプリで制限して使わせていないので、連絡用と調べ物用として使っている感じです。
小1だと壊しそうだから子供携帯でいいかなと思いますが、小学校高学年くらいなら格安スマホでもいいかも知れません。
本体も安い物だとアマゾンで6000円台くらいで買えます。
携帯とスマホどちらがあっているか検討してみてくださいね。
3、格安SIM会社の選び方
何を重要視するかでおすすめな格安SIM会社が変わってきます。
とにかく安い方がいいのか、外せない機能があるのか。
ちなみに、auのキッズ携帯マモリーノ3は、メールアドレスあり、090の電話番号ありで維持費は、
1043円です。
★とにかく安く抑えたい場合
LINEモバイル
・500円/月
・見守り機能付き
・line使用可(line同士なら電話も)
こちらが一番激安です。
電話がlineでしかできないのが欠点ですが、それ以外の機能は500円で使えるのでお得です。
Lineの電話は無料なので長電話になっても安心。
Lineが主な通信手段になるというならこちらで十分ではないでしょうか。
★050でも電話ができた方がいい
楽天モバイル
・645円/月
・050の電話番号で電話可
・メールアドレスあり
・line使用可
・見守り機能は+300のオプションか、ペアレントコントロールアプリを探す。
050の電話番号で電話ができ、メールアドレスもあるのに基本料金が645円でお安いです。
見守り機能のオプションを付けると945円になってしまうので、お安く抑えたかったら無料アプリなどを探してみるといいと思います。
こちらの金額プランでは高速通信ができないのでインターネット接続には注意が必要です。
実際試した方の動画をみましたが、Lineやネット検索ではそれほど遅延の実感はないようです。
けれどもyoutubeなどの動画はやっぱりもたつく感じがあるようなので、外でゲームやyoutubeをしてほしくないのなら逆に足かせになっていいかも?
★見守り機能が充実している方がいい
TONE
・1000円/月
・050の電話番号で電話可
・メールアドレスあり
・SMSオプション(+100円)でline、ショートメール利用可
・見守り機能が充実(親がTONE出ない場合は300円かかる)
子供用を売りにしているだけあって、見守り機能が充実しています。
親がTONEでないと見守りにオプション料金がかかりますが、TONE同士なら無料で見守り機能もいろいろ使えます。
SMSオプションを付けて1100円にしないとlineやショートメールは使えませんが、メールアドレスはあるし、050の電話番号で電話もできるので必要ないかも知れませんね。
lineはむしろない方がいい場合は基本料金のみの1000円でいいと思います。
★メールアドレスと090があった方がいい
格安スマホmineo
・1350円/月(500MB)
・1550円/月(500MB):見守り、ウィルスセキュリティ付の場合
・090の電話番号で電話可(緊急電話も可)
・メールアドレスあり
・LINE使用可(SMSあり)
・100円分の無料通話がつく実質無料の100円アプリで通話料割引
(固定電話への電話が8円/3分、携帯へは8円/30秒)
容量が少ないですが090電話もメールアドレスもあり完璧です。
その分、他より高くなりますがうちはこれ(月額1350円の方)にしました(使ってみての感想)。
ゲームやYOUTOBEはスマホではさせず、YOUTUBEは今まで通り自宅でパソコンで時間を決めてみさせています。
一応フィルタリングアプリで勝手にできないようにはしてありますが、スマホの通信容量が少ないのも逆に動画やゲームの制限になるのでよいかと思っています。
親もスマホなので親とはLINEでやり取り。
祖父母はガラケーなのでメールでやり取り。
実質無料の+100円のオプションを付けることで固定電話への通話への電話料金が格段に安くなるのも便利です。
基本料金が上がりますが、必要なら容量が多いタイプも選べます。
★キッズケータイマモリーノ4
・800円/月
2018年に発売されたキッズ携帯マモリーノ4の月額使用料は500円です。
メールアドレスはなくなり、ショートメールのみです。
お安いように見えますが500円で使えるのは電話とショートメールのみ。
見守り機能(位置情報)を使うためには、オプションのインターネット接続サービス300円をつけなければいけません。
そのため、子ども携帯として満足に使うには月額800円かかります。
スマホの様にタッチパネルになったようですが、スマホではないのでlineなどもできません。
なので、メッセージのやり取りはショートメールのみ。
090の電話番号があり電話できますが、家族への通話は以外は20円/30秒。
親がauじゃなかったら20円/30秒です。
ショートメールは1通3円で送れます。
キッズ携帯なので防犯ブザーがついています。
★防犯ブザーが必要ならキッズ携帯
★壊しそうならキッズ携帯
★ネット検索にも使いたいなら格安スマホ
★長く使いたいなら格安スマホ
★低学年ならキッズ携帯、高学年なら格安スマホ。
★親が格安スマホなら格安スマホ(lineで通話することで無料に)
キッズ携帯にするかスマホにするかは、こんな感じの選び方でよさそうですね。
キッズ携帯は位置情報確認だけでなく防犯ブザーもあるという利点があり、格安スマホは位置情報確認もできて安くてインターネットも使えるという利点があります。
子供にあったものを選びましょう。