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運動時に足首が痛い(外側)という子供を受診させた|成長痛?骨端症?疲労骨折?

子供 足の痛み

2週間前くらいから、小6(11才)の息子が、野球やバスケなどの運動の後に両足の外側の真ん中あたりを痛がっていました。

ちょうど骨が出っ張っているあたり。

先日私が足を捻って(くじいて)おこした第五中足骨基部骨折(下駄骨折)(第5中足骨骨折をした時の記事)と全く同じ場所でした。

けれども、私のようにおもいっきり捻ったなど、特にはっきりとした何か原因があるわけではなく、徐々に痛くなっていった感じのようでした。

整形外科を受診してみましたので、整形外科を受診した結果、その後の経過について紹介します。

症状

野球をしている時と、その後数時間、左足の外側(小指側)のちょうど真ん中辺りが痛くなるということでした。

丸で囲んだあたりです(写真はのちに痛くなった右足です)。

小学生 足 成長痛

バスケをした時や体育をした時も痛くなるようになってきました。

運動をした時が一番痛く、終わった後もしばらく痛いとのこと。

ひどい時は翌朝まで痛くて、通学で歩くのもちょっと辛い時もありました。

でも、それを過ぎると、痛みがなくなりました。

押した時の痛みは、常に多少はありますが、目立った腫れや熱感はありません。

右足も同じところに少し痛みがありました。

受診・診断結果

痛くなったり引いたりするので様子をみていましたが、運動のたびに痛くなるため、

6/7に整形外科を受診しました。

レントゲンをとると、骨折などはないとのこと。

まだ11才なので、骨端線が写っていました。

痛みの原因は、

まだ骨端線があって、成長段階の不安定なところに負担がかかり、

腓骨筋腱の付着部(筋肉が骨にくっつく部分)に炎症が起きている

からとのこと。

類似の病気・ケガ

ネットで調べると、似たような症状のものに、

  • 疲労骨折・第五中足骨骨折(剥離骨折)
  • Iselin病(イズリン病:第5中足骨粗面部骨端症)

というものがありました。

今回レントゲンを撮りましたが、骨折線は見られなかったので、骨折ではないと判断できたようです。

イズリン病は、骨端線が残っている時に、そこにストレスがかかり、骨端線に炎症がおきるというものとのこと。

腓骨筋腱が引っ張られた際に、腓骨筋腱に炎症が起きるのではなく、その付着部あたりにある骨端線が引っ張られ、骨端線側に炎症が起きるもの。

腓骨筋腱の付着部の炎症であっても、骨端線側の炎症であっても、原因は短腓骨筋への過度のストレス(運動による負荷)ということになります。

骨端線の炎症は、骨端線の残っている成長期の子が起こす症状で、成長痛の一つだそうです。

成長痛の正式名称を「骨端症」と書いてあるサイトもありました。

整形外科では何も言われませんでしたが、イズリン病か腓骨筋腱の炎症かをレントゲンで判断することはできないようなので、骨端線の残っているうちの子は、もしかしたらこのイズリン病の可能性も考えられます。

実際、「まだ骨端線があって、成長段階で不安定なところに負担がかかり・・・」と言っていたので、今思えば、骨端線の部分の炎症も含まれているような言い方に聞こえました。

短腓骨筋腱の付着部が痛む場合、

「大人は短腓骨筋腱の炎症」、「骨端線が残っている子供はイズリン病」

と診断すると書いてあるものもありました。

ただ、イズリン病だとしても、短腓骨筋腱の炎症だとしても、原因はその傷む部位にストレスがかかったことによる炎症なので、治療としてはどちらもストレスを与えないようにすることのようなので、通常はわざわざ鑑別するような検査まではしないようです。

治療

治療は、

  • 痛くなったら冷やす
  • 湿布・貼り薬(ロキソプロフェン)又は塗り薬(ロキソニンゲル)

これだけでした。

炎症が治まるのを待つだけということらしいです。

24時間効く貼薬を貼りますが、もしかゆくてダメだった場合は塗り薬を塗るとのこと。

ロキソニン(ロキソプロフェン)の湿布は市販の物もありますが、市販の物は15才以上からしか使えないようです。

病院では15才以下でも出してくれるので、ロキソニンのような強いものが必要でしたら病院でもらうしかなさそうです。

いろいろ調べていると、炎症を悪化させるので運動は避けた方がいいというようなことが書いてありましたが、今回受診したところの先生は、

「運動は通常通りしていい。痛くなったら氷で冷やして」

という指示でした。

本来は安静にして炎症が悪化しないようにするのがベストのようですが、運動後しばらくすれば治まるので、そこまで制限する必要はないという判断だったのかも知れない。

経過

痛みが出てから治るまでの経過を紹介します。

5/25

野球の練習後、左足の外側が痛いと行ってきた。

旦那が見ていた感じ、走り方もおかしかったと。

そんなにひどくなかったため、ちょっと捻って痛めたのだろうくらいに思い、様子見にした。

翌朝には落ち着いた。

6/1

また野球の時に痛みがあり。

帰ってきてから湿布を貼った。

次の日にの朝も少し痛みがあり、通学時に歩くのがちょっとつらかったようだが、帰りには落ち着いた。

けれども、押すと痛みあり。

少し腫れているような気はするが、もともと膨らんでいるところなのではっきり分からず。

6/5

バスケットボール(習い事)の時にやはり痛みあり。

6/6

左の足首に、サポーター(ザムスト サポーター足首用A1ショート)を付けて学校へ。

私が足首を捻って第五中足骨骨骨折をした時用に買ったものなので、けっこうしっかりしているタイプ。

これを付けていると楽とのこと。

6/7 受診

整形外科を受診。

短腓骨筋付着部の炎症とのことで、貼薬と塗り薬をもらった。

運動はしていいが、痛くなったら冷やすようにと。

サポーターをしててもいいとのこと。

6/8(受診後1日目)

サポーターをつけて野球へ。

サポーターのおかげか、左足の痛みはそれほどでもなかった様子。

6/12(受診後5日目)

サポーターをつけてバスケへ。

サポーターのおかげで、左足の痛みはそれほどでもないとのこと。

ただ、軽い痛みがある程度の右足の方はサポーターをしていなかったため、痛みが強くなった。

冷やしてお風呂上りに貼薬を貼った。

翌日には治まった(押した時の痛みはあり)。

6/14(受診後7日目)

学校へは左のみサポーター着用。

学校で鬼ごっこをしているが痛くないとのこと。

帰ってきてから触ると右側に痛みあり。

右側もサポーターを注文することにした。

6/22(約2週間後)

ふだんは痛くないが、やはり野球のあとは両足に強い痛みあり

6/29(約3週間後)

今日は野球のあともそんなに強い痛みは出なかったとのこと(毎週木曜が野球)。

ふだんは痛みなし。

たまに忘れるが、外出時は両足にサポーターをつけている。

忘れた時も、学校に行く程度なら痛みは出ない様子。

7/17(約1か月半後)

ドッチボール大会があり、1か月くらい毎週末に練習を行っていた。

最初の頃はサポーターを付けるように言ってつけさせたが、途中からは大丈夫とのことで付けず、本番である今日もつけなかった。

でもサポーターなしでも痛みが出ていない

だいぶいいようだ。

8/22(約2か月半後)

野球の合宿があり、一応サポーターを持っては行ったが痛みは出ず未使用。

9/22(約3か月半後)

夏に祖父母の家へ旅行(毎日海・川へ)、一週間くらい前には運動会などもあったが、サポーターなしでもしばらく痛みが出ていなかった。

けれども、今回ディズニーランドで歩き回ったところ、足首が少し痛いからサポーターを持ってくればよかったと言っていたが、痛い場所はいつもの外側のところではなく、普通に足首が疲労で疲れたとのことだった。

まとめ

スポーツをしていて、徐々に足の外側が痛くなってきた場合、うちのように使いすぎによる炎症の可能性ががあります。

骨端線が残っているような子供の場合はイズリン病、大人の場合は短腓骨筋腱の炎症の可能性が考えられますが、どちらにしても、痛む時は冷やし、安静にするのが一番の治療です。

しっかりしたサポーターを付ければかなり痛みを抑えられます

サポーターをつけなければ、運動をするたびに痛みが出てしまい、全く改善していきませんでした。

どうしても運動するなら、痛みが出ないようにしっかりサポーターなどで固定した方がよいようです。

週一回のバスケも、ハイカットのバスケットシューズにすると、サポーターをつけなくても痛みがなくなりました

運動をするなら靴をしっかりしたものにする必要があるようです。

両足にサポーターを付けてしばらく様子をみていましたが、だんだん痛みが出てこなくなると、サポーターをつけるのが面倒でつけなくなってしまいました。

今思えば、だいたい1、2か月くらいで痛みが気にならなくなっていたようです。

使用したサポーター

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